2009年01月04日

友愛戦隊アムレンジャー。

友愛戦隊アムレンジャーのうた

太陽が空にある限り
地球はいつでも愛されてる
花は咲き 鳥は空を飛ぶー
ひとは微笑み 生きるだろう

ああ 今日も愛を知らない者が
世界をうらんで 悪いことをした
だけど それはおまえのせいだけじゃないと知っているさ

ジュテーム・アターック!
叱ってやるぜ 愛の往復ビンタさ
アムール・ボンバー!
世界最強の愛で包むのさ ああ 
おまえはもう愛されている 俺たちに

シャバダバダ シャバダバダッ
ラララ シャバダバダ シャバダバダッ

ああ 今日も愛を失った者が
会社をうらんで ホームに立っている
だけど ちょっと待て俺に相談しろ場合によっては何とかなる

ボンジュール・ムッシュー!
朝まで聞くぜ おまえの言い分
トレビアン・フロマージュ!
世界最強のワインにあうつまみ 食べなさい

シャバダバダ シャバダバダッ
ラララ シャバダバダ シャバダバダッ

ジュテーム・アターック!
叱ってやるぜ 愛の往復ビンタさ
アムール・ボンバー!
世界最強の愛で包むのさ ああ 
おまえはもう愛されている 俺たちに




友愛戦隊アムレンジャーは、東京都・吉祥寺にオフィスを構えている。しかし「有限会社アムレン社」というのは仮の姿だ。

彼らの本当の活動は、友愛戦隊アムレンジャーとして敵を倒し、世界を愛情で包む事なのだ。敵は主に中央線沿線に出没するんだと思う。敵が巨大化すると難儀するが、必殺技アムール・ボンバーで大体解決する。

アムール・ボンバー!!

うっ、うわぁぁ!!光が・・・!!俺を包む・・・!!
なんだ、このあたたかい気持ちは・・・
今まで感じた事のない気持ちだ・・・これが・・・これが愛なのかぁっ!!
俺が・・・間違ってた・・・
アムレンジャー!!ありがとうアムレンジャー!!


こんな感じで。


社長(アムールレッド)は2児のパパで、とても子煩悩。
中村さん(アムールブルー)は今まで苦労してきたようで、悲しみが多かったため、ひとにはやさしくできるのだろう、ということで即採用された。
松田さん(アムールピンク)の活動はここでは言えない。


・・・とかいう妄想をかれこれ5時間くらいしていたっぽい。
もう寝る。おやすみなさい。

posted by 鈴木 at 02:46| Comment(3) | TrackBack(0) | おはなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月06日

ぼくのともだち

おとうさんにおこられた。
もう中学生だろう!

わかっているからこそ、

しょんぼり

ひとは落ち込むのだ。


だけど、かならず、
おじさんはおまえの味方だぞ

きみのことを支えてくれるひとがいる。



なんかお前今もしかしてへこんでる?
あれ?タバコ吸ってんだ?

まじむかついてんだけど俺

べっつに
へこんでねーよ
ま、確かに、むかついてはいるけど
つーかタバコもたまにだけどフツーに吸ってるし


昨日飲み会で
お前さー

先輩にぼろくそ言われてさ・・・

最近調子こいてんじゃね?

はっきり言って、あいつ意味わかんね。
あの態度、ありえね。
っつーか、存在自体ありえね。
なにさまだよ?

まじむかつくよ!

もうやってらんね。そう思わね?


そんなときでも
俺がシメてきてやるよ

いろんなともだちがいてくれて


らくだでドライブ行くんだけど、おまえも一緒にどうよ?
気晴らしにさ!
レッツ!

そういうときは、むかついてるから、
うぜえな、と思ったりもするけど、

あとになれば、やっぱ、
すげーうれしいって、思うよ。

posted by 鈴木 at 02:30| Comment(3) | TrackBack(0) | おはなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月04日

新宿メロンパン

わたしは店長だったことがある。
10代の子もたくさんいたから、23歳でアルバイトから店長に抜擢されるというのはそう珍しいことでもないのかもしれない。


「砂川さん」はほとんど毎日訪れる常連さんだった。だけどコーヒーを注文された記憶はない。コーヒーショップだったんだけれども。

「オレンジジュースLね。お前何だ」
「ハイ。…オレンジジュース。…Mで」
「お前メロンパン食うだろ。おう店長。あとメロンパン2個」
そう売れるものでもないので、いつも3つか4つしか発注していないメロンパンは、その日に限っていくつか売れていたのだった。
カウンターに出ているメロンパンが最後の1個だ。
「…あー、申し訳ございません。メロンパン、今これしかないんですよー。」
申し訳なく、どうしようかと思っていると、砂川さんは残念がるよりもむしろちょっと得意げな様子で、わたしを指差しながら
「ハーン、だろ?うまいからなメロンパン。売れちゃったんだ。店長。」
「そーおなんですよ。ほんっっと、申し訳ございません!」
「いいよいいよ。じゃアレくれ、あんぱん。」
「ありがとうございます!」
砂川さんはいつも、夏はオレンジジュースのLで冬はホットチョコレートで、パンはメロンパン。
従業員の間では砂川さんはもちろん有名人。いらっしゃった時は大概わたしが対応する。
「…おう店長。今度はちゃんと入れといてよ。メロンパン」
「はい、すみませんでした。明日は10個入れときますんで」
「そうか。じゃあ明日また来るわ」
「ありがとうございます!…ありがとうございました!」
砂川さんは言ったとおりに翌日も来て、メロンパンを10個買っていった。
わたしはそれからしばらく、メロンパンの発注数を10にしていたのだが、オーナーがそれに気がついてちょっと笑いながらわたしに注意をした。
「今はメロンパンブームだからいいかもしれないが…折を見て数減らせよ。ほかのパンも出すんだから」
ある時わたしは砂川さんにあんぱんをサービスした事がある。
そしたらその翌日砂川さんは、メロンパンとあんぱんと両方買っていった。
パンの発注は「メロンパン5、あんぱん5」となったのだった。


「砂川さん」というのは実は本名ではない。
“彼ら”は砂川と刺繍されたネクタイを着用していた。黒のシャツに黒のネクタイ。引き連れてくる部下もみんな「砂川さん」だった。

店の裏の細い路地で、銃声がしたことがある。
遠くからだけど、死んでいる人も見たことがある。
本当に、この街で。
そういうことは本当におこっている。小説とかニュースとか。そうじゃなくて。現実にここでおこっている。

砂川さんはいつも混む時間帯を避けて店に来る。そしてそう長居するわけでもなく帰っていく。
たばこを吸うわけでもない。コーヒーを飲むわけでもない。
どうしてこのコーヒーショップに来るのだろう。
そんな質問はしたことがないけれども、なんとなくわかるような気はした。この店は、砂川さんの居心地のよい場所なのだなということ。

ある時なぜかグレープフルーツジュースにしたことがある。
「…店長、これ、…すっぱいねえ。」
「生ジュースなので、ちょっとすっぱいですよね。オレンジに替えましょうか?」
「ああ、いいよいいよ。体にいいよな。」
砂川さんは結局全部飲み干して、氷もジャリジャリ食べていた。

たばこは体に悪いから嫌いなんだ、と言っていた砂川さんが、この店を一歩出れば命はって生きている、というのはなんだかヘンだよなあと思った。いくら体にいいものを食べたって、タマが当たればオダブツじゃないのか。
なのに、怖いという気持ちはしなかった。だから砂川さんもわたしにはあんなふうに気さくに話しかけて来たのだろう。
そんな街で働いているんだからそりゃあみんな平気なんだろうと言われることもあったけれど、ほかのアルバイトの子は大抵みんな「砂川さん」にひいていたし、実際に怖いからとやめていった子もいたのだった。
…わたしはどうして怖くなかったのだろう?
わたしにとって砂川さんはただの甘いもの好きなオヤジさんで、お客様だった。

「おう店長、オレンジジュース。あとメロンパンね。」

今はあの頃よりは知っている。新聞やテレビで時々ニュースになることだってある。「砂川さん」は本当に有名な組のホンモノな人だったのだ。
今どうしてるかなあ。生きてるのかなあ。まだあの店でメロンパン注文してるかな。
普段あんまり食べないメロンパンを、今日は娘が食べたいと言うから半分こした。
だから今日は、店長だった頃のことを思い出した。

posted by 鈴木 at 01:43| Comment(21) | TrackBack(0) | おはなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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