2009年09月15日

東林寺のバサラ

こんにちわ。鈴木です。

横浜赤レンガ倉庫のイベントの記事も上海の記事も
アップできていませんよね。

…忙しいのです。


しかし、これだけはお話ししておきましょう。




上海郊外、朱ジン。
農民画院からバスターミナルへと戻る道の途中に。


巨大な寺

ビッグサンダーマウンテンではない。

東林寺。
この世界中で、一番、
みうらさんにおススメしたい寺。

2008年オープンらしい。
わびさびはありません。
金ぴかです。

入ってみると、



十大弟子が
おかしなことになっている。
(服務員がいっぱいいたので撮影できず)


十二神将も
おかしなことになっている。
(服務員が後ろを向いていたすきに撮影)


バサラ
ジャンプ系

二カッと笑ってピース。
ヒーローか。少年ジャンプの。



写真の写真

観音堂

観音堂もすごいです。
7階部分に上がれます。

手すりから身を乗り出して、光背の後ろに描かれている仏画を撮りました。

うしろ

農民画院から徒歩7分くらい。
入館料は30元です。

posted by 鈴木 at 23:00| Comment(2) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月31日

とりあえず報告。

上海ぽい写真

上海wa totemo tanosikattane
食物美味!安!非常好!
仕事mo shinai 家事mo shinai...

Viva 学生Life!

漢字とローマ字でメール&レスをしていた1ヶ月が終了。
東京に戻ってきました!


家に帰ったら、国保と税金と年金の請求書が・・・
あと、学校の秋学期の学費のお知らせと・・・
バイトのシフトと・・・
ああ、洗濯もしなければ・・・

あと3ヶ月くらい上海にいたかった・・・


おみやげいろいろ買いました。9月中に会えた人には、きっと何かしらのおみやげがお渡しできるハズ。是非お会いしましょうね。

自分へのおみやげもいっぱい買いましてよ。
やっぱり、日本じゃ買えないものがいいですよね。

というわけで、本です!
7冊も買いました。
行きのトランクもぎうぎうでしたが、ぱんつ2枚捨てたし、そのほかにもいろいろ減ったし、なんとか押し込んだのだ。見事なつめっぷりだったのだ。
テトリス得意なのが役に立ったのか?そうなのか。どうなのだ。

一番ほしかったのは「坊ちゃん」。
あれを中国語でどう訳したのかが気になって気になって(2回)
何軒も探したけど、ない!

でもついに、日本語学習者コーナーで発見しました。
だから原文と解説付きです。これって、中国語学習者にもいいじゃな〜い?

タイトルは、また日本語に戻すなら「兄さん」。
「なもしと菜飯は違うぞなもし」の部分は、中国語での駄洒落。
翻訳した人は楽しかっただろうなー。

ああっ、鈴木も、中国語で読んで、日本語にまた訳してみよう。
いつかの翻訳サイトみたいに、きっとヘンな訳になると思うます!
おもしろく訳せたら、ここで披露するわね。


で、




にっこり

中国では大人気なズンセンセイ・・・
どの本屋にもこののぼりが・・・
ということは、もちろんアレも売っているというわけで・・・
ああっ。・・・・・見つけてしまつた。

愛的流放地(あいるほ)

28元。日本円だと500円くらい。
帰りのかばん(ぎうぎう)に入るのか?
うーん・・・でも・・・これは・・・


あのう・・・・・・・・・買うでしょう?
買わないで帰れるわけがないのです・・・。


ください。。。
もちろん中国語の勉強として使いますから!
わからなければ、兄さんのブログの過去記事で確認します。


「我輩は猫である」と、趙本夫という作家の短編集も買いました。
子宮じゃなくて心に響くよい話で勉強したいですからね。



おまけ
観光地のニホンゴ

押し流せ!押し流すんだ!

ちなみに「緊急電話」のプレートについてた訳は
「緊急の時助けてくれと叫ぶ電話」

・・・えっと・・・「緊急電話」でいいと思うんですけど。



今日はとりあえずこれだけ報告しときます。
posted by 鈴木 at 22:33| Comment(4) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月03日

上海へ。

これから上海へ行ってきます。
1ヶ月の短期留学です。
そのわりには小さいスーツケース。

「オー。これはナンデスカ?怪しいデス!」
「ノー!これは楽器です!ピアニカです!」
「・・・アーユー アーティスト?」
「イエース」

あっ、その包みはぱんつです。
ぱんつですってば!!

などと空港でのやりとりを妄想しながらかばんにぎゅうぎゅうとピアニカをつめる。縦のサイズがぴったりだ。
くつや着替えもつめていく。小さくて良かったなと思う。
ぱんつは5枚にするのか6枚にするのか、何色のぱんつを持っていくのか、などなど、非常に吟味した。
何でこんなにぱんつを重要視しているのか、自分でもよくわからない。



大学での授業は、朝8時半から12時まで。午後は自由。
おしゃれカフェに行くもよし。
公園に行くもよし。
炎天下でもかまわず散歩しまくってやるぜ!

あと、育音堂というライブハウスで、ジャムセッションデーがあるらしいので、ピアニカ持って乱入しようと思っています。
ロックの店のようだけど・・・ま、何とかなるでしょう。

「Oh!It's Fantastic!」
「鍵盤口琴!我受感動!」
「吹得非常好!我想買CD!」
「我也想去日本留学、学習鍵盤口琴!」

てな感じで、上海で大ブレイク間違いなし!!(また妄想)
楽しみだな。


留学生寮の近くにはインターネットカフェがあるそうなので、
みなさまのブログには遊びに行きますね〜。


それでは、行ってきまーす。


posted by 鈴木 at 00:00| Comment(22) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月27日

あんちゃん&鈴木の華麗なる休日(後編)

雨が降ったせいで奥多摩ハイキングに行けなかった二人ですが、雨が降ったおかげでステキなランチタイムを過ごす事が出来ました。さて、いよいよ二人が向かうのは
小金井公園です。

入り口を入り、雑木林を見て鈴木は思い出します。
「・・・Pちゃんというおともだちがね。昔、むし地獄に遭ったのよ。」
「むし地獄?」
「こういう広い敷地に・・・こういう木がいっぱいあって・・・(中略)ある日むしの駆除をしたらしいのね。それで、翌日行ったら・・・木から落ちた毛虫がゆか一面に!」
「おお!」
「もう足の踏み場もなくて一面むしだらけなんだけど、出勤しなければいけないので、やっとの思いで歩いたそうだよ。」

Pちゃんの話を聞いた時思い浮かんだ光景と、今目の前にある光景はかなり同じでした。鈴木はPちゃんのことを思い出します。
そして、Pちゃんの「杏仁豆腐の達人の話」も思い出しましたが、それは言いませんでした。

それにしても、雨です。


悪い予感。



石畳の道を抜け、広大な草地の間にあるアスファルトの道にさしかかると。
「ひー!!!!みみ!!み、みみみみ」
「ああ・・・嫌いなんだったよね」
「・・・雨だから、きっといっぱいいるよね?(やっと気づく)」

いえ、ご存命で、視界の端にいるのであれば、それでもなんとかなるのです。見ないようにして、よけて通ればいいのですから。
し、しかしながら・・・
この道は・・・

地獄道だった。

リトルなかんじでホワイトになったMIMYが
ゆかをおおいつくしている!


「ぎゃーーーー!!!」

どうしますか?
コマンド:たたかう にげる きにしない たおれる


逃げようにも四方八方ホワイトMIMY。
時々動いている奴もあらわれる。
「うわーん!!」
でも進むしかないので、震えながら歩きます。へっぴり腰でつま先歩きで顔はほぼ泣いています。
時々深呼吸しないと理性が保てない。気を失いそう。
「タスケテー!!」
しかし、踏まないと歩けない!!

「うっうっうっ・・・(泣いている)」
「しっかり!この道は芝生に囲まれているから多いんだね・・・」
「うわーん!はやくー!たてものー!」

・・・死ぬ思いで、たてもの園に到着。
やっとMIMY地獄から脱却。助かった・・・。

券売機の前でチケットを買おうとしている鈴木に、受付のおばさんが呼びかける。
「学生さんはこちらでどうぞー♪」
・・・なんでわかった?
しかし今日は学生証はまだ発行されていないのだ。
今日のところはゆるしてやる。券売機だ。
次に来る時は80円引きだ!覚えていやがれ!(やっとパニックから立ち直ったため意味不明な精神状態)

*****

最初のたてものは、昭和初期の住宅兼写真スタジオ。モダンです。
今日は雨なので、ほとんど貸切。ふたりはまるで新居を探しているカップルのように、お部屋の中を歩き回ります。
家具もステキです。
「どーですかお客さん!これだけお広くて庭もついてますし、日当たりも悪くないですよ!これで月11万!」
ああ、間取り図とか、お部屋探しって大好きなのよね。

次のたてものは三井の豪邸。
ここでは、ガイドさんが要所要所で現われて、解説してくださいました。特に、1階にいた関西弁のオバチャンのガイドさん、説明するのがうれしくてしょうがない、といった感じで解説してくれる。
次に行こうとすると、「あー!まだまだ!まだあるのよ!これ見て!これはねー」と引き止めては、どんどん説明してくれます。
わたしたちは説明を聞くたびなんでも「へー。」「じゃあこれは・・・」などと目をキラキラさせて聞くものだから、ガイドさんも楽しかったんだろうな。

吉野家という江戸時代の民家では、「いろり焚いてます」の文字。
寒いので、さっそく当たりにあがります。ここでもほかの客がいません。

「まあこんな天気の日によくいらっしゃいましたね。」
「いえ・・・逆にお客さんが少ないから、ゆっくり見られてよかったです。こないだ来た時は人がいっぱいであまり見られなかったから」
「家はお近くなんですか?」
「ええ、歩いてこられるところです」
「そう。それはよかったですね、ほら今日電車止まってるから」
「え?」
「変電所がトラブルになって、中央線止まってるのよ。今も止まっているそうですよ。」
なんと、朝からずーっと止まっているそうだ。もう2時なのに!
仕事休みでよかった・・・

古い民家では、ことごとく思い出されたのが能登の中谷家でした。
うるしの旅参照)
中谷さんは今でもこういうおうちに住んでいるんだもんな。
元気かなあ。
ついでに、寒くてしっこに行きたくなったこともよみがえる。
今となっては、懐かしい思い出だ。


226事件の高橋是清邸も再現されています。暴徒に襲われたという是清の部屋も2階にあります。
建築家・前川国男宅では、ふだんは上がれない2階にちょっと上がらせてもらいました。今日は客が少ないから、ちょっとあがってもいいですよ♪だそうで、ラッキー。
ちなみに2階には、昼寝に最適なベッドがおいてありました。


とそんな感じで、20軒あまりのたてものを全部まわります。
いやー面白かった。
昔の都電の車両にも乗り込んで、一休み。

「留学生さんですか?」と各家で聞かれたのが印象深い。
二人とも日本語しかしゃべっていないのに。
こんな日にやってきて一生懸命見学してる若い(謎)女性二人、っていうのは勉強熱心な留学生に見えるんだろうね。という結論。


ぜーんぶじっくり見て回ったら、4時間以上かかった。
天気のよい土日は1軒入るのに30分待ちとか当たり前みたいですから、今日はお客さんが少なくてラッキーデイ。
ガイドさんも付きっ切りで説明してくれるし!
ああ、雨降ってよかったなあ。
・・・うん。・・・雨降ってよかった・・・(微妙な心境)


さて、たてもの園を堪能し、いよいよ寒くなってきたので、帰ることにします。
寒い。まじ寒い。
奥多摩だったら、しんでいる。
小金井でよかった。

本来なら奥多摩で温泉入っている時間だし、ということで、ふたりは熱い風呂を夢見て家路を急ぎます。
あまりの寒さに幻覚が見え始めます。
帰ったらラーメン食べる。すがきやのとんこつラーメンが冷蔵庫にある。具ははんぺんとにらでよいだろう。

ラーメン!ラーメン!
ふーろ!ふーろ!

MIMYロードは回避。
別の道があるので、そっちを行きます。
そっちにもちょっぴり出没しますが、さっきよりはマシです。

「あんちゃん、お願いがあるのだけど・・・」
「何?」
「家に帰ったら、鈴木の靴の裏を見て。もし踏んでたら、わたしに黙ってふいておいて欲しい・・・」

果たして、鈴木の靴の裏にMIMYがいたのかどうか、あんちゃんは黙ってふいたのかどうか、それは、誰にも、わからない。
ちなみに鈴木はコワイのでいまだに靴の裏を確かめていない。

というわけで二人の華麗な休日はつらい事もありましたが(鈴木だけ)、まあおおむねすばらしかったということで華麗に終了です。
よかったですね。


しかしこの華麗な休日、あんちゃんには続きがあったのだった。
突然鳴り響く携帯の呼び出し音。
隣の部屋でなにやら話し込んでいる様子。

「・・・鈴木・・・あ、あたった・・・」
「あたった?何が?」
「今よしもとから電話があって・・・」

よしもと???


「板尾ショーが当たった!!!」


ファン限定イベントが当たったらしい。
生の板尾いつじが見られる!なんとうらやましい!
素晴らしい今日にふさわしい華麗なフィナーレ。
おめでとうあんちゃん。
ペア券ではなかったので鈴木は連れて行ってもらえないが、友の前途を惜しみなく祝う。ああ、うつくしい友情だ。


友よ、またいつか、ともに旅に出よう。
その時はきっと、MIMYのいない晴れた日に。


〜華麗なる休日(後編)・おわり〜
posted by 鈴木 at 17:19| Comment(18) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月14日

あんちゃん&鈴木の華麗なる休日(前編)

同居人・あんちゃんと、二人とも休みの平日に奥多摩ハイキングへ行くことにしました。
土日だと鍾乳洞行きのバスがなぜか途中までしか行かないのです。よい季節ですし、人も多いですからね。オバチャン軍団とか。

渓谷を歩いて…
鍾乳洞に行って…
どこか日帰りの温泉でも。

奥多摩から鍾乳洞へ行くバスは2時間に1本しかないので入念にタイムスケジュールを組みます。

「と、いうことは、8時起きです!」
「うむ。絶対8時には起きねばならない!」
「もう寝なければ!」
「では明朝8時に会おう!グッドラック!」

で翌朝なんとか8時に起きることができた二人が居間に集合すると・・・



ザーザー降り。


「・・・・雨…?」
「雨だねえ…」
「せっかく起きられたのに…」
「昨日あんなに綿密に予定組んだのに?」
「てるてる坊主作るのを忘れたよ?」
「鍾乳洞はいいけど、雨の中渓谷は厳しいぜ。」
「すべるし。」
「げ!今調べたら、奥多摩の気温7度だって!!」
「イヤダー!!」

いつぞやの能登の寒さ(尿意)を思い出す…
あれでも10度以上はあった。

「どうするー?次の平日休みの・・・5月○日に行く?」
「いや、その日はたてもの園ツアーに行くことにしてたじゃん」
「じゃあ奥多摩は土日にしようか。それか、たてもの園を土日にする?」
「いやいや!たてもの園ツアーは平日じゃないと!あの店はランチ平日のみだよ」
「困った。。。」

「・・・ん?」
「・・・ん?」

「今日たてもの園ツアーに行けばいんじゃね?」

わしら、気づくの遅い。


*******

やってきました、ハハンハン〜♪
呼ばれてないのに♪サイッシーン♪
(みうらじゅん&安齋肇/勝手に観光協会より)


というわけで、わたしたちは小金井市の、小金井公園へとやってまいりマシター。
春は桜がきれいで花見も盛り上がっちゃってますョ!
たてものって、たてものがひらがなでね。
カワイイですよね。たてもの。
相田み○を的なとこ感じるよね。
たてものだもの?
そうそう。


たてもの園は、家から歩いていける距離にある小金井公園内にあります。
当時のまま移築された古い民家や、モダンな昭和初期の家などが20軒以上あり、そのほとんどが中にあがって見ることが出来るという、建築ファン・間取り図フェチにはたまらない博物館。ゆっくり見て回れば、軽く3時間はかかります。

土日は人が多くてあまりゆっくり見れないそうですから、こんな天気の日に行くのは逆にグーかもしれない。寒くても、いざとなったら家に帰ればよいので安心です。トイレもあります。
やあ、雨降ってよかったな。


わたしたちはまず、公園近くのステーキハウス「ウッドストック」へ。
どうも本格派のようで、待っているお客さんがいつも2,3組はいます。まずは試しにランチで行ってみようか、と以前からチェックしていたお店。


さて、この日は8時に起きただけあってオープン直後に到着。まだ誰も並んでいません。
うきうき。
1260円のステーキランチと、700円の日替ランチ(スパイシーチキン&牡蠣フライ)を注文、二人でシェアすることにします。

あん「きっとジュー、ジュー、だよ」
鈴木「みうらさん、ジューですよ」

*ちなみにあんちゃんは、みうらじゅん大好き。鈴木は安齋さんのほうが好きなのでよかった。ケンカにならなくて。

じゅっじゅーじゅ、じゅじゅじゅじゅっ♪

「(厨房の方を見ながら)やっぱり本格的だね。」
「これは期待できるでしょう。」
「(メニューを見ながら)むう、自家製ソーセージも!」
「エスカルゴまである。」
「どこまでいくんやここのシェフは」
「シェフ魂だね」
「この立地じゃなければこの値段はむりだべ」
「新宿だったら2000円はするで」
「なんか今のところ好調な出だしじゃない?今日の休日」
「雨降ってよかったな。」

二人とも、さっきからずっと賞賛の嵐です。
そしてついにジュー到着!

「うまそー」
「いいじゃな〜い?」
「これで1260円は安いよね。」
「ファミレスいくより全然いいね。」

「パンとライスも半分ずつ食べませう」
「パンうまいね」
「バターもうまい」
「チキンもどうぞ」
「キャベツもうまいで」

殆どすべてのものをきっかり半分ずつ分けて食べる二人。
ああ、こんな気が合うトモダチがいて本当によかったなあ。

「うまいね。」
「シェフ魂だね。」

「しかし、このメシの量では、あんちゃん足りないしょ」
「足りないね」
「やっぱこれは・・・あれかね。」
「もちろんいくでしょう。」

ランチは、スープ・サラダ・コーヒー付きですが、+300円でケーキが食べられます。
ショーケースのケーキ・・・めちゃうまそうなんだけど!
あれが300円とは、安いナリ!

「すいませーん。ケーキをつけてもいいですか?」
「逆にごはんが少ないから余裕でケーキが食べられるね。」

というわけでケーキです。わくわく。
ブルーベリーレアチーズと、チョコレート。
もちろん半分ずつ食います。


ブルーベリーの側面についているフィルムをはがすと・・・あんちゃんが絶叫します。
「鈴木!これは!」
「ああ!これは!」

「断面がステキ!!」

同時に叫ぶ二人。ああなんて気が合う。
その断面は、みゅっっとつまったようなみっちり感それでいてふわっとしているようでもあり、美しく平らに輝いている!!

「Σ( ̄□ ̄;)!!」
「どうした!!」
「ウマイ!!」
「にゃにー!!」

「おお!これは。」
「これだね。」
「濃厚で、それでいてしつこくなく」
「この密集感」
「みっちりなのにエレガントな味わい」
「満足度が今、ぎゅーんと急上昇だよ」
「どこから食べても断面がうつくしい」
「色もうつくしい」
「うちらの好みを知っているな」
「ごはん少なくてよかったな」

(*チョコレートも同じ会話。)

「雨降ってよかったなあ。」

満足ランチでありました。今度は夜のハンバーグコース(2500円)にもチャレンジしたい。うまかった。
あ、写真全然なくてすまん・・・。(笑)


二人の華麗な休日は始まったばかり。さあ、いよいよたてもの園へレッツ・ごーですョ!

つづく。
posted by 鈴木 at 19:13| Comment(13) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月05日

龍に乗って帰ってきました。

皆様ごきげんよう。
ブログをほっぽらかして、断事観三昧に入っておりました。
というのは嘘で、いろいろよんどころない事情が。
あったりなかったり。えへ。

というわけで。
悩める鈴木、突然の出国を決意。
調べてみると、7月中が安い!
思い立ったら即実行。その1週間後には出発しておりました。

初めての、ひとりで出国。
さまざまな感情とともに。20年ぶりの台湾へ。

1979年の鈴木

当時少々住んでいた林森北路(リンスンペイル)の近くに宿をとり、ひたすら近場を散策するという旅程です。
お散歩大好き。

宿に19時ごろ着いて、ちょっと休んでから地下鉄(もちろん20年前にはなかった)で6駅ほど、公館のライブハウス「河岸留言」へ。
新宿から吉祥寺に行くようなものでしょうか。
少々腹ごしらえで、公館の繁華街でとりあえず魚団子のスープを食べておく。普通の味。
21時開門。金曜日だからなのか、バンドの人気が高いのか、客は軽く70〜80人は入っています。
来る前にHPでこのバンドの写真と紹介文を読んでから来たのですが、演奏は思ったとおりなかなかのレベルです。
予想がはずれたのは、各パート。
Drだと思ってた→B Bだと思ってた→G Gだと思ってた→Dr
3人ともVoも取り、これがまたうまいもんでした。

隣に座っていたおねえさんがBのお兄さんと「おっ!また来たね!」みたいな話をしていたので、ちょっと話しかけてみました。
「いつもこんなに客が多いのか?」
「金曜だからね。」
「このバンドは…レベルが高い?」
「当然(もちろんよ)!!!!!」
うふふ。こういうファンの女のコって、かわいい。
その後も彼女はいろいろ話しかけてくれた。バンドのメンバーにも「いいですネー。」とか言って握手してもらいました。
終電の時間が来たので、残念ながら2セット目の途中で退店。
うーん、でも満足。久しぶりにいいライブ観たわー。
しかし台北のライブの時間って、21時半から25時ってのが多いみたい。みんなどうやって帰るのかな。
あ、原付か!どうりでみんな酒飲んでない。

そう、原付すごいです。
名古屋級のどえらい広い交差点で、信号待ちしてる原付の数と言ったらすごい。道端の駐輪場も全部原付です。

20年ぶりに来て、もちろんどこも覚えているところはなかった。
ひとつだけ、同じだったもの。
お香と、八角と、下水と、排気ガスの混じった街のにおい。
路地裏の、屋台や市場のにおい。

20年前は、その当時の日本の20年前みたいな感じでした。
今では、テレビCMすら、日本とそう変わりません。
まるちゃんもやってた。
靴の自慢をする花輪くん


ところで。台湾には龍がいっぱいいましたよ。
この鈴木。そういわれてみれば昔から。
ドラゴンボールもドラクエも大好きだった。
この旅も、もしかしたら龍にとりつかれていたのかもしれません。(本当は宿も東龍大飯店にしようと思ったが、満室だった)

ということで、2日目は龍山寺に行ってきました。
まずは茶館でランチをとってから、228記念公園。西門町から龍山寺。一日中ぶらぶらと散歩です。

龍山寺駅は思ったより都会的でありました。
駅前に、寺があります。
龍! 

夕暮れ迫る龍山寺。

熱狂的に人々が集まっています。長いお香を頭上に掲げるように歩いて、お参りを続けています。
いやー、彫刻はもちろん龍だらけでした。

夜市があるというので、またぶらぶらと近辺を散歩です。
お土産屋で龍の置物をゲットです(笑)
食べる方はですねー。レバとかモツとか食べられないんですよ。お肉の脂身も一切ダメ。なので、屋台で食べられるものはほとんどないんですよね・・・。
結局、買い食いしたのは餃子(20元)だけでした。
えーと、1元=4円弱、です。安!

散歩から戻り、宿の近くに結構腕のよい足ツボやさんがあるというので行ってみました。名前も「龍豪」です。よいではないか。
のぞいてみると、日本人の家族連れがツボ中でした。子供たちはツボをおされながら台湾語を習っている模様。うん、これなら女性一人でも安心ですね。
日本語がカタコトのお兄さんが出てきて、「まさーじですか。」と聞いてきます。鈴木は足ツボだけのつもりだったので、そのように言うと、足湯で少々待たされました。
スタッフはみんな家族連れのほうにかかっている模様なので、ぼんやりと待っていますと、さっきのお兄さんがやってきました。

ここは、30分の足ツボコースでも、それと別に10分ほどサービスで肩や頭も叩いてくれるのです。で、叩いたお兄さんが言うには。
「いろんなところ悪い。曲がってる。全身整体したら治る。1時間位。時間あったら、どうですか」
たしかにわたしは日ごろから曲がってるなーと思っていたのよ。でもちょっと抵抗あるし。ちょっと迷ってのち
「いくらか」と聞きますれば、1時間で、1000元だそうです。予算は少々ぎりぎりになりますが、高くはありません。せっかくだからやってもらいましょうか。

お兄さんはカタコトのウィスパーボイスでしゃべります。
耳元で「コリコリ。コリコリです。」と、ささやく。もしやこれは…ときめき系ですか?(笑)
しかもけっこうきわどいところまで、もむ!
ぱんつも見られました。彼氏に知られたらやばいぞう!
しかしながら。腕は確かの様子。恥ずかしがっていないで治してもらいましょう。
「(両足ひっぱりながら)骨盤と骨、分離する。左は(ポクッ!)する。右は(・・・)ない。治る」
確かに、座った時の右足が左より短かいことに気がついていました。1時間後には右もポクッと治るのでしょうか。
背骨もぎゅうぎゅうおされまして、どこをどうやったのか、骨を「ぐきぼきぐあき!」と鳴らされ、死ぬかと思った。
痛い…(涙)しかし非常にまっすぐになった気が。
そして仕上げに。
お兄さんの膝にわたしが座る形になり、そのまま空中に持ち上げられてえびぞりです!
なんだ!この技は!!!!!
ほえー!(お兄さん、わたしが軽くてよかったね)
「…すーごいですね。」
と、ゆっくり下におろしてもらうと、おお!
時々つるように痛くなる腰が、そんな気配を全く見せない状態になったようだ。
もちろん右足もポクッとなりましたよ!
よいではないか!

どうも、1時間以上かかっていた様子。お兄さん、わたしがカワユイからサービスしてくれたのかしら(謎)?
いえいえ。ものすごい悪い状態のやつが来たのでプロ意識でとことん治してくれたのでしょう。
ああ、すっきりです。満足です。
左に曲がらなかった首が曲がるようになったので、時々左に小首をかしげてみては喜んでいました。
治してあげるからいつでもまた来てね、みたいな満足げな顔でにっこりと受付に立っているお兄さん。
ええ、わたし、お兄さんのファンになりましてよ。また来るわ。
どうせぱんつもみられちゃったことだし(謎)

1000元お会計をすますと、名刺に何やら書いて渡してくれました。

何て書いてるかわからなかった

あ?蔡文豪?

お兄さんは、この店のオーナーだったぁ!
しかも!

先生だった

本来は2000元だった!!!!!

ラッキー・・・。


ひたすら一日中街歩きの旅だったけど、非常に楽しかった。
正味2日間ほとんど散歩だったけど、まだまだ散歩し足りない。
結構土地勘鍛えられたから、次回はもっと効率よくいろいろ散歩できるでしょう。また来るぞ。

ビールも龍

龍だらけだったので。
帰りの飛行機では、うとうとすると雲の上に龍が飛んでいるのが見えました。
ドラクエのエンディングのような風景。
雲海の上に、わたしが飛んでいる。
窓の向こうには雲の上に雲が、
阿吽像みたいにふたつ飛び出ていて、ピカピカ!と光っている。
かみなりだ。
ずっと、眺めてた。

雲をつーきぬけて〜 FAR AWAY〜♪(byドラゴンボール)

かみなり雲の中を突き抜けて、飛行機の高度は徐々に下がり。
無事、成田に到着。
東京は大雨。
そう、台湾にいる間は晴れていたことに気がついた。

楽しかった。

posted by 鈴木 at 00:32| Comment(15) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月09日

うるしの旅。

お待たせしました。うるしの旅シリーズ最終回。


念のために電話で確認した時、福正寺には一度断られていた。諸事情で、当分寺のご案内はしないのだと。
もちろんわたしは引き下がらなかった。「東京から来てるんです!お椀だけ見られれば結構なんです。お願いします!」
電話に出たおばあちゃんは難儀そうな感じで、でも「…では、どうぞいらっしゃい」と言ってくださったのだった。

バスの車窓から、合鹿という文字が見える。
12:40、公園口でバスを降りる。

→公園 2km

あれ?公園まで1km、そこから寺まで1km位の地点だと思っていたのに?
ということは寺まで3km?ほんとうにこの道でいいのか?
帰りの空港行きバスは14;20発。…ぎりぎりだ…。それに、しっこも…限界…。
信じて歩くしかない。ひたすら歩く。しっこが追いかけてくるから早足で坂を上る。だんだん早足に…ちょっと寝坊した朝、出勤時に駅に向かうくらいの早足に…あ!あ!あ!もー限界!はやくー!寺ー!

とそんな時!坂を上ったところに「多々羅」のバス停が。あれ?このバス停は確か…と周りを見ると。
…ありました!福正寺!
(実は地図を読み違えていたのだった。尿意はほんとうに人の判断力を低下させます)

そしておめでとう!視界に飛びこむ「お手洗い」の文字!ワー!
助かったー!
すんごい勢いで駆け込みました。これぞ本当の駆け込み寺!
土足禁止と書いてあったけど間に合わないからもちろん土足です。いやー…よく出ましたよ。えんえんと水が出続けていました。あ、乙女がそういうことを言ってはいけませんね。ま何しろそういうわけで無事セーフでした。

ふー

ああ、これはお椀に対するための儀式だったのでしょうか。自分(尿意)との戦いに打ち勝ち、またそれを福正寺で放出する事によって、お椀に会うことを許された。そんな気がしないでもありません。


お寺と言っても、おばあちゃんのおうちにお邪魔するような感覚。
一度断られていながら無理やりおしかけているので非常に恐縮していたのですが、上がると、丁寧に案内してくださいました。
まずは茶の間でお茶を一服。
ゆっくりしていきまし、というところです。
中谷家にお邪魔したときもそうでしたが、なんと静かで落ち着くのでしょう。庭には木がうつくしく伸びています。
しばらく静かに話なぞして、そして…
いよいよ合鹿椀を見に、移動します。

お寺さんですから、途中のお堂でご本尊に手を合わせます。
むちゃくちゃ広いお堂でした。


*ついに合鹿椀に出会う
「お椀だけ」でいいから見せてください
なんて、わたしのバカバカ!
奥の部屋には、昔使用していたというたくさんの漆器、骨董品といったいろいろな展示物がみしみしと。
階段を上がって、部屋はまだまだ続きます。それをおばあちゃんが全部案内してくれるのです。「今日みたいに寒いと足が痛い」とおっしゃっていて、階段の上り下りもつらそう。も、ほんっとすいません…うるしにかぶれたばっかりに…と心の中でまた恐縮。

ばかでかい「片口」の使用方法を聞いたり、「研ぎ」や「布着せ」の話をしたり。そしてとある漆器の説明をされる途中で、おばあちゃんがさりげなく口にした「松田権六」の名前に「ああ、ふむふむ。」とさりげなくうなずく鈴木。そんな自分にちょっと陶酔していたことは否めない事実。
漆器について詳しい人のように見えたでしょうか?むはは!でも元はと言えば「うるし部」だなんて…言えない。シャイな鈴木。

途中にはインドの仏関係グッズもあって、まさにカオスのような空間です。鈴木、うれしくてちょっと口が開いてたかもしれません。

そしてさらに階段を上がって…

黒く重厚感あふれる漆塗りの。
求めていた。
ついに、合鹿椀に出会いました。

おばあちゃんはガラスケースの扉を開けて、合鹿椀を手に持たせてくれました。
うおお…これが…!


しみじみと眺めました。いつまでも眺めました。
写真で見ていた印象とは違い、実際手にしてみるととても軽いお椀でした。なのにこの存在感…
なんなんでしょう。単なる昔のお椀のはずなのに。
わたしをここまで連れてきた、お椀です。


ありがとうございました、とわたしはお礼を言い、では戻りましょうという無言の了解があり、わたしたちはまたもとの道を戻りました。


*お茶の間で
おばあちゃんは旅が好きらしい。インドには何度も。タイにも、ベトナムにも行ったんだっけ。中国も好きだと言っていた。インドはまた行きたいが、もう年やさかい…と。
「あんた、そんなに合鹿椀が見たかったのかね。」
という質問に、ちょっと胸がいっぱいになりつつ「はい。」と答える。なんだか照れる。
お昼は?との問いに、食べていなかった事を思い知る。
「ああ、そう言えば食べるの忘れていました。でもおにぎりを持っていますから。」と答えると
「宿で作ってもらったね?」と言うので
「いえ、それがその……わらしべ長者みたいな話なんですが…(笑)道端でもらいました」
おばあちゃん、ちょっと???な感じでした。

帰りのバスの時間も気にしてくださり、寒いからぎりぎりまでここにいろと、またしばらく静かに話をしていました。
本当に、自分のおばあちゃんの家に遊びに来たような気持ちでした。
無理を言っておしかけたけど、親切にしていただきました。
ほんとうにありがとう。
また来ます。

さあ、もう時間が来ました。
帰りぎわに笹に入ったもちのお菓子をくれました。
心を込めてお礼とお別れの挨拶をし、お寺を出ました。



*思いもよらない事態
14:21発のバス。バス停までは20分で、今14時。時間はぴったりです。完璧です。
今度はさわやかな緑の景色を見ながら、坂を下ります。
本当にまた来たい。
中谷家も。福正寺も。
また来るから、そのときまでどうぞ変わらずお元気で。と、手を合わせながら坂を下りていきました。寒かったから、手をこすっているのとも兼ねていたのですが。
ちょっと寒い。気温は12度くらいだったと思います。

…えっと、さっきトイレに行ったのは、13時でしたよね。
今14時です。

……。

また早足になってきました。
鈴木、どっか体悪いんでしょうか。
近すぎます!


バス!早く!



*空港へ
バスは暖かく、尿意は一時おさまったもよう。お寺で食べまし、と言われていたおにぎりを(さっき寺で写真撮影のために取り出したが食べてない)ようやくかじる。
うまい…
しかし、空港で温かいうどんでも食べたかったのと、東京についてからの夕食のタイミングを考慮し、半分だけ食べて鞄にしまいました。
しまってから、もう一度取り出して一口かじったりしてました。
腹減った。

毎度ご乗車ありがとうございます…のアナウンスに、「いやいや!なんのなんの!礼なら堀さんに言ってくれやい!」と脳内でいなせに返事したりしていました。
この旅の発端は堀さんのうるし部ですからね。

*えっと、堀さん、責任を感じる事はありませんよ(笑)。おかげ様でとても楽しい旅でした。

空港に到着。(トイレにも到着)
うどんも食べて。おみやげも購入。
ああ、鈴木にしてはほぼ完璧な行程でした。(尿意をのぞけば)
訪れた場所も、見たものも、感じたものも、満足でした。

そして余韻に浸る時間は過ぎ去り。

東京へと、戻ります。
あの巨大オフ会の、残党が集っているはずの日比谷へ向かうのでした。


「うれしいとくるしいの間にうるしはある。」


いつか機会があれば塗ってみたい。ありがとううるし。
ありがとう能登半島。また会う日まで。
さようなら。


うるしの旅〜完
posted by 鈴木 at 17:21| Comment(12) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月29日

お椀に会いに

能登・うるしの旅シリーズ山道編。


***
こことここに行きたい
出発前に見ていた地図 

出発地点はやなぎだ荘。行くのは、黒川の「中谷家」と植物公園近く「福正寺」。そして地図のずーっと左の方に、空港があります。
どういうルートで行けばよいのかを出発前に悩みましたが、バスの運行の関係上、これしかありえなかったのでした。

<柳田 9:10発 黒川行き>→中谷家
<柳田天坂12:43 植物公園行き>→福正寺
<柳田植物公園14:20発 空港行き>→15:50フライト

黒川から天坂へ行くバスはありません。7,8キロは歩く覚悟でいたのですが、宿のフロントで見やすい周辺地図をもらいました。

道あるやんけ 

おや?中谷家近辺から珠洲道路に出る道がある!これなら天坂まで行かなくても、ちょうどいいバス停があるはず。バスは空港線だから珠洲道路を通っているに違いないのです。ここまでなら4キロくらいでしょう。宿の人に聞いてみます。
「…(何かちょっと絶句してる)これは…山道ですよ。」
えー?すごい山道ですか?けものみちみたいですか?
「いや…うーん…(何故口ごもる)」
1時間くらい歩けば着きますよね。
「…どうでしょう…(どんな道なんだ!)」

もう!最悪山道でも、1時間くらいなら歩いた事あるから大丈夫です。決定です。道があれば着くでしょう。
問題は、バス停はどこですか。


●中谷家へ
当初の計画通り、朝、黒川行きのバスに乗る。運転手さんに聞いたら、その道を出たところにちょうどなかざいというバス停があると言う。助かった!

中谷家には、うるしで塗られた土蔵があるらしい。
中谷家とは


黒川までの道のりがこれまたうつくしくって。
自転車で走りたいなと思った。ゆめのように、森しかない風景。乗客はわたしだけ。一体どこに連れてかれるところの人だ、わたしは。
さあ、黒川に着く。まっすぐ行けばいいらしい。
まっすぐ。まっすぐ。…?まっすぐなってない!

どっちだ!

誰かに聞こうにもだれもいない…
ワンワン…犬がほえている…
わー!吠えながら2匹もこっちに近づいてくる!かじられるのか?ちくわ…ちくわでも持ってれば…投げるのに…

と、少々びびりましたが、かじられなくてすみました。ああもう電話で聞こう…
中谷さん「うん、そこから見えますよ。森の中です。」
…あのう、全部森です…。

中谷さんのおうち 

みどころは土蔵だけではありませんでした。むしろ、家そのものがみどころ。素晴らしいの一言です。ぐるっと一周、中谷家のご主人が案内してくれます。
詳しい感想は省略します。だって…すばらしかったから。
ご主人はもう80歳くらいになられるはずなのですが、家のつくりや展示物について、そして中谷家の歴史、村の歴史、ほんとうに詳しく説明して下さいます。わたしは歴史は全然わからないから気の利いた質問も何も出来なかったのだけど。相当面白かったです。

一通り見て、いろりばたでお茶を一服。なんと静かな世界でしょう。話の折々にニッコリ笑う中谷さん。すてきでした。
ああ、また、また来たい。また来ます。
「今度は旦那さんに車に乗せてきてもらいなさい」
ええ、ええ。そうしたいです。(けっこんできればね…涙)
中谷さんどうぞその日までお元気で。ぜったいよ。

●山道にはトイレはない
心配だった「珠洲道路へ抜ける山道」の件。中谷さんが親切に教えてくれました。
山を3つ越えるそうです。でも舗装道路だから大丈夫。「まっすぐ」行けばよいそうです。細い道があったら、そっちじゃなくて一番太い道を行きます。

てくてく。バスは12:30には来る。間に合うのか。
てくてく。てく…寒い…
しっこが…したくなってきた…どうしよう…

だんだん早足になっていく鈴木。その表情には苦悶の色が見えます。
雨は降ったりやんだりです。暖かくなったり寒くなったり。
暖かくなればしっこが少々落ち着きます。地面の割れた写真なんかも撮ったりして、さわやかな空気を吸いながら進みました。

そしてついに山(坂)を3つこえた!…ような気がした。

目の前に見えたのは、またもや何もない山里の風景。
十字路になっています。ここはどこ?と見回すと「十郎原」とあります。ほんとうにこの道でいいのか…?いや、中谷さんは言っていた。「山をこえると十字路がある」うん。そうだ。「まっすぐ」行けばよいのだ。尿意のせいで、判断力も低下していたのです。
うー、あの前方に見える坂をもうひとつ越えるのだな…涙

誰もいない道を歩くことすでに1時間…。
空の向こうから轟音が聞こえます。…そう、それは能登空港が近づいた証。方向は間違っていませんでした。
出口が近い。(トイレも近い。)
道端の看板に「中斉地区」と書いてあります。なかざい!バス停の名前だ!これはもうすぐだ。頑張れ!あっ、道路に、泥の足跡がついています!これはついさっきついた足跡に違いない!人がいるんだ!
やったー!人のいるところまでたどり着いたよー!(どんだけ遭難気分なんだ)

そして一気に開ける視界

珠洲道路に到達!
タイムは80分程度。途中逡巡したり休憩したのでこんなにかかったけど。距離は4キロもなかったでしょう。
ふははは!次は見てろよ!50分で歩いてやるぜ!(調子に乗る)

バス停もめでたく発見できました。発車時刻は…30分後。
間に合ってよかったけど…トイレないからどうしよう…

仕方ないから丸太にこしかけて待ってます。がまんです。
すると、通りの向こうの坂の下から、朝日のようにゆっくりと上がってくるおばあちゃんがいます。
きっと同じバスに乗るのです。近づいてきました。

次の目的地、福正寺までの道を聞いたり、「どこからおいでたね」「東京です」「ワー遠いとこから。」などという旅っぽい会話をしたり。「わたし、さっき黒川から歩いてきてここに出たんですよ☆」と自慢したら「オワー!歩いたかね!」とどえらい驚かれてとうとうおにぎりをもらいました。
おばあちゃんは、金沢に住んでるけど今日は実家の片付けに来たと言っていた。地震でいろいろこわれたそうだ。

静かにおばあちゃんと会話をしているうちにバスも来ました。しっこのことも忘れていました。ありがたいことです。


そしてバスは最終目的地
合鹿方面へ…。
え?お椀が結局出てこなかったって?

***
…果たして鈴木は無事にトイレに行けたのか?
残り時間90分、ついに合鹿椀に出会う!
緊迫の次回・最終回を待て!


しっこの話で長くなったからもう一回続くのだ。
posted by 鈴木 at 21:43| Comment(8) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月27日

能登に

合鹿椀。
本物の「合鹿椀」が見たい。
という純粋な好奇心から、旅へ行ってきました。

奥能登、合鹿地方へ。


限られた時間内に合理的にかつMAXの値で要所をめぐるべく、出発前にあきれるほど綿密な計画をたてる(でも実際行ってみるとちょっと計画くるう)という、鈴木お決まりの旅パターンでした。

旅はゆっくりするもんやで。と自分をいましめていたのですが。今回は強行突破。
やっぱり…くたびれましたがな…

しかし、本当に有意義な素晴らしい旅でした。
大きく計画が狂ったのは、雨模様だったことだけ。
あ、いえ、実はもうひとつありました。それは

「寒いとトイレが近くなる」

トイレは必ず行ける時に行かないといけませんね。トイレないない。
2日目、何か知らんけど2時間おきくらいに尿意と戦っておりました。もうこれは「山でしっこか」と覚悟した一瞬もありました。でももらさないで何とか頑張りました。
これは、お椀の神様がわたしに与えた試練だったのでしょう。



***
能登空港が出来たので羽田〜能登は1時間で行けますが、夜行バスでまず金沢へ出ました。
せっかくだから金沢も、というもくろみはもちろんありましたが、合鹿椀にたどり着くまでに何らかの段階を踏みたいという気持ちもあったのです。飛行機でちゃっと行ってお椀を見て帰るじゃ、お椀にも失礼だと思ったのでした。

●香林坊付近探索
●妙立寺(忍者寺)

妙立寺のてっぺん 

5,6年前に一度訪れたことのある妙立寺へ。朝イチで拝観したため客は2人。おかげで今回はゆっくり見ることが出来ました。
ご存知の方も多いでしょうが、この寺はからくり屋敷になってます。おもろいよ。

妙立寺の裏

寺を出ると雨ザーザーでした。寺で傘を買いました。ああ、傘持って旅するのか…とちょっとブルー。

寺の近所で発見
よかったね  

その後ぶらぶらと武家屋敷辺〜近江市場。海鮮丼んまかった…。


●輪島へ
宿は柳田だったので、金沢にゆっくり滞在して柳田行きのバスに乗ればよかったのですが、輪島経由にしました。
だって、やっぱり、うるしと言えば

だから輪島塗なんだってば


輪島でしょ。


バスは2時間半くらい。途中でうつくしい日本海が見えましたが、有料道路に入ったらすっかりねこけてました。
そして、ついに来ました!輪島。日本の縁です!
どこか見たいところがあったわけでもなかったのですが、バスは「漆器会館」というところまで出ていたので、漆器会館にとりあえず入ってみました。
1階は漆器のパラダイス!お値段は…0が一個多いです。
うつくしい…。2階は展示室になっている模様。
ビデオコーナーで「うるし人」というビデオ見る。「うるし部」を読み込んでいたおかげですでに結構なうるし知識を持っていたことが判明。我ながら驚く。

あいかわらず雨だったけど町を探索。地図で見るのと実際の道が違うのが、いつもはちょっと憂鬱になるけど、何故か今回はここちよい。
なんだか夢で見たことあるような、そんな雰囲気がずーっとしていました。ああまた来たい。今度はもっとゆっくり。

ぶらりと迷い込んだ路地で
あっ!これは!?

リスペクトに違いない。


●柳田へ
輪島経由にしたわけはもう一つありました。輪島〜柳田のバスは途中まで日本海の海岸沿いを走るため、もれなく日本海の景色も堪能できるのです。ああ、なんと完璧な計画だ!

思ったとおり、バスは日本海にぴったり寄り添うように走っていきます。
雨ですが、途中ビミョウに土砂崩れていたりしてさらに細くなっている道を結構な速度で走っていきます。
思わずちらりと運転手の方を見る。飛ばしすぎでは…?
でもうきうきしてきました。くねくねまがる海岸沿いを、ビュンビュンとばすぜ!

ダーーーーイブ!!


脳内はそんな感じで楽しく過ごしました。
荒れ狂う日本海、うつくしかった。

あ、写真はありません。
美しい風景は私の心の中だけに輝いております。

っつーか撮るひまなかった。




●ついに柳田に入る
バスは海岸から背を向けて、奥へと進んでいきます。
それがなんと言いますか、スリリングなほど何もない風景でした。
木と田んぼしかない、なんてことはわかっていましたが、そういううつくしさとは違う何かをずーっと感じていました。
ものすごくどきどきしていました。

木がうつくしい 



宿。メシ、思ったよりうまい。ビール飲みながらテレビ。てらおあきらが数式を書いたり忘れたりする映画を見た。

てらお 


***
おつかれさまでした。1日目はこれで終了です。
ここからが本当の戦いだったのです。


全てが一発出たトコ勝負!バス停があるのかないのかすら不明!
鈴木は無事に全行程を回ることが出来るのか?
誰もいない山道!ここはどこ?
襲い来る尿意!刻々と迫るタイムリミット!
果たしてこの旅のラスボス、合鹿椀を見ることはかなうのだろうか…


…つづくのだ。
posted by 鈴木 at 22:35| Comment(12) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月20日

行ってきました

能登、うるしの旅シリーズ。小ネタ編。



世界に広げよううるしの輪。
顔を出せるようになってる

もう街中いたるところおわんといっても過言ではない
おわん…

「ここまっすぐいったら、珠洲道路に出ますよね?」と、地元の人に道を聞いたら、「途中半分こわれてて通行止めかもしれないよ」と言われました。でも戻る余裕はなかったので、やっぱり歩いていきました。
つうこうどめ
確かに途中で車は通行止めでしたが、徒歩だから通れました。
この辺は地震の被害は比較的少なかったそうですが、それでもこんな割れてしもてます。


さて、その裏道を歩くこと1時間(でも思ったより早く着いた)。道を出たところにはめでたくバス停がありました。
バスは30分後です。同じくバスを待っていた地元のおばあちゃんに道を聞いたりして話をしていましたら
おにぎり
「これ、よかったら、お寺で食べまし。」
と、おもむろに、おにぎりをくれました。(さるかに合戦とわらしべ長者を思い出した。笑)写真が黒くておはぎのようですが、栗入りお赤飯です。
「食べまし。」という言葉が聞けたのが感動でした。
んまかったです。ありがとうおばあちゃん。




これもメモっとこっと




うみのさち
んまかったです。


合鹿椀の話はまた今度。


posted by 鈴木 at 23:34| Comment(6) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月18日

MFT2007ver.

笑ってしまおう、つまらない気持ちにさせるもの全て。
ここから見える空、よりもっとひろがるあの風景。
取り戻そう、縮んだ心をふくらまそう。
出かけよう、出かけよう、出かけよう。
(「My First Trip」)


心がぼろぼろになりかけて、旅に出たことがあります。
その旅は、わたしにしてはちょっと変わった旅でした。

何故か、「旅に行こう」と決めた時から、ぼろぼろだったわたしの心はどきどきしてきたのです。
それは何かが始まるような、とても幸福などきどきでした。
今でも、このうたを歌うとそのどきどきを思い出します。


今は別にぼろぼろになってるわけじゃないけど
MFTな気分。何故だろう?どきどきしています。
おなかがキューキューします。
うふふ。



今回の旅の目標物は…


「お父さま!わたし、プリミティブかつ生命感にあふれた椀を作りたいの!」

作りませんが。

VIVA URUSHI!


ついでに忍者寺にも寄ってきます。
それでは皆様、しばしごきげんよう。

posted by 鈴木 at 22:40| Comment(13) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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